IQと遺伝子の複雑な関係
頭の良さとはどれくらい遺伝すると思いますか。
別の言い方をすれば、どれほど努力は報われるのでしょうか。
例えば小学生のIQ値は、高校生になってから行う全国統一テストの成績と80%以上一致するそうです。
それどころか、将来の職業的な成功とも比較的よく相関するようです。
またIQから将来の健康さえ予測できるといいます!
実際、IQが高かった子供は、青年期の死亡率が低く、中高年以降も健康な傾向があり、20年後の死亡率は、IQ値が15以上上がるごとに32%ずつ低下するそうです。
つまり、IQは単なる「知能」の指標ではないということですね。人生の質を予言するほどの影響力をもっているのです。
IQと遺伝子の複雑な関係
では、IQはどれほど遺伝で決まるのでしょうか?
それは年齢によって異なるようです。
オランダで行われた双生児の調査によれば、遺伝で説明できる割合は、
5歳では26%
7歳で39%
10歳で54%
12歳で64%
と年齢を重ねると少しずつ遺伝子の寄与率が高くなることがわかります。
「ウチの子はもしや天才?!」と期待した親が、徐々に現実を知るのは、こうした理由があるのかもしれませんね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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