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仮の意思決定で自分の潜在意識を顕在化する

中井隆栄 1dayセミナー

今日は、「仮の意思決定」の方法について紹介してきます。

 

仮の意思決定で自分の潜在意識を顕在化する

まずは、紙とペンを用意してください。
事業を実際に始めるとなるといろいろなことを準備しなければならないですね。
計画を立てたり、予算を組んだり、告知をしたり、誰に何を頼んで、何を用意するか考えたり。
それを紙に書き出してみてください。

自分の中から「これをやっておいたほうが良さそうだ」と思うことを書き出し、リストアップしてください。
「もうこれ以上出てこないな」というところまで書いたら、いったん終わりです。
5分か10分くらい休憩をとって、いったんA案に意思決定したということは忘れる時間を作ります。

次はB案です。
B案は事業をやめるということです。
事業を始めようかどうか迷っているくらいですから、すでにいろんな人にしゃべったり、いろいろ資料を揃えたり、いろんなプランを考えたりしているはずですよね。

今度はやめるということを仮に意思決定してもらいます。
やめるのにもいろんなことを考えないといけません。

例えば、誰かに「こういう事業を始めます」ということを声がけしていたら、「すみません、やっぱりやめました」ということを伝える必要がありますね。
新しい事業をやめるためには、もともとの仕事をさらにブラッシュアップしたり、全く新しい事業を始めることによって売上をカバーしたりする必要があります。やめるにしても大変な作業が出てくるのです。

今回も紙とペンを用意して、やめたら実際に何をしないといけないのか、どんな準備をしないといけないのかということを書くことで顕在化していきます。

これも「もう出てこない」というところまで、リストアップしたら、休憩してください。
それからA案とB案を比べます。
客観的に理性的に比べるのではなくて、感覚的に比較します。

私も何度もこれを実践したことがありますが、例えば本当に新規事業やりたいと思っていたら、A案の紙のほうが10枚くらいになっているのに対し、B案のほうは2、3枚しか書けなかったりするのです。
圧倒的にA案とB案では量的に差がつくし、アイディアが出てくるときのスピード感も違います。

「あれもやらないと、これもやらないと」という感じで次々に出てくるのと、「これをやったら、次はこれもやらないといけないかな? あと何かな……」と詰まりがちなのかでは差がありますよね。
自分で書いているときの感覚やスピード感で、自分の潜在意識はA案とB案のどちらを選んでいるのかということが、はっきりと自分で認識できるようになります。

ぜひこの方法を一度試してみて下さい。
その上で、潜在意識を信じて自分が本当にやりたいと思っているほうに挑戦してください。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!

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