会社を組織化するタイミング・・その2
会社を組織化する上で、人数が目安になることを昨日お伝えしました。
今日は、もう一つ大事なポイントをお伝えしたいと思います。
それは、仲間のセルフイメージも一緒に上げることを意識するということです。
会社の成長過程で必ず起こる、「ピーターの無能力ラインの法則」というものがあります。
1人で起業し、会社が大きくなっていく過程で、社員やスタッフなどの仲間が必要になります。
会社を組織化するタイミング・・その2
しかし、初めに雇った人というのは、社長が今よりも実力も実績も自信も無い、セルフイメージの低いときに集まっている仲間です。
会社が成長すると同時に社長のセルフイメージは上がっていくのですが、仲間たちは社長ほどにはセルフイメージが上がらなかったり、最初のイメージから抜け出せなかったりします。
一緒に働いていて、ある段階で「役員に昇進して、責任者になってくれ」という話をすると喜んで引き受けてくれるのですが、実際は全然使えなかったりすることがあります。
役職を与えたことで逆にプレッシャーを感じて、今までできていたことができなくなってしまうのです。
これを「ピーターの無能力ラインの法則」と言います。
そうならないためには、社員のセルフイメージも含めて一緒に上がっていくということをやっておかないといけません。
基本的に、人間は変化を嫌う生き物ですから、とくに社長は成長意欲が高くて、どんどん変化できる人がなります。
ですが、皆がみんな同じように成長意欲が高い訳ではないので、どこかで限界が来るのです。
社長と社員が一緒に成長していくためには、ミッションとヴィジョンがものすごく大事になります。
社長が向かっていく方向性を示し共有できることで、社員も理解でき「社長の目指す方向について自分たちも頑張ろう」という気持ちになるのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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