記憶の方法を変えよう
あなたにとって「記憶」とは、どんなものですか?
「過去の記憶」を思い出してみてください。
何でもいいですから具体的に思い出してみてください。
通学中に転んで怪我をしたこと。
学校のテストで良い点数をとったこと。
色々と思い出せるでしょう。
人によって様々な記憶があったとしても、今、思い出してもらった記憶には、ある重要な「共通点」があります。
記憶の方法を変えよう
どれも全て自分が経験したことや体験したことであるということです。
「なんだ、そんなの当たり前じゃん」と思った人もいるでしょう。
しかし、これは驚くべき事実なのです!
なぜなら、皆さんの脳にはもっと違う種類の記憶が他にもたくさん詰まっているからなのです。
例えば、円周率や英単語、歌手の名前など、いわゆる「知識」や「情報」といった類のものです。
つまり、「記憶」と一口に言っても、それは一種類ではないということです。
自由に思い出せる記憶、つまり自分の過去の経験が絡んだ記憶のことを「経験記憶」と呼び、一方、なんらかのきっかけがないとうまく思い出せない知識や情報のような記憶のことを「知識記憶」と言います。
知識記憶は自在に思い出すことはできません。
思い出すためには、必ずきっかけが必要です。
きっかけが弱いと思い出せなくて当然なのです。
残念ながら、学校のテストで覚えなければならないものは、ほとんどが知識記憶です。
漢字の読み方、将軍の名前など、これらは紛れもなく知識記憶に他なりません。
知識記憶はきっかけが十分に与えられないと思い出すことはできません。
では、テスト勉強をどのようにすれば良いのでしょうか?
テストの内容を知識記憶ではなく経験記憶として覚えれば良いだけのことです。
経験記憶は、自在に思い出すことができるだけではありません。
自分にまつわるエピソードはすんなり覚えられることからも分かるように、覚えこむこと自体が楽なのです。
知識はすぐに思い出せなくなってしまいますが、経験したことは後々までよく覚えていられます。
まさに、経験記憶は良いことずくめなのです!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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