パーセント表示は使わない
突然ですが、あなたは、どちらの方が怖く感じますか?
1)死亡する可能性もあるが生存率95%の手術。
2)受けた患者の20人に1人が死亡する手術。
両方とも数学的には同じことなのですが、2)の方がより危険を感じるのではないでしょうか?
パーセント表示は使わない
様々な研究が、「マーケターは顧客に数字を示す方法に注意する必要がある」と示唆しています。
特にネガティブな情報はパーセンテージ表示するといいのです。
例えば、「罹患した人1万人中1286人が死亡する」ガンの方が「死亡率12.86%」のガンよりも危険性を32%高く感じるという結果が出ています。
「2%の確率で不運に見舞われる」と聞くと、低く感じられるが、「100人中2人が被害に遭う」と聞くと、脳は、実在する2人の人がケガをすることを想像してしまうのです。
逆にポジティブなメッセージを伝えたいときはパーセンテージでなく実数を使うのが好ましいのです。
自社商品やサービスの長所を説明する時の数字は絶対数の方が効果大なのです。
例えば、私どものサービスは、90%のお客様に「優秀」とご評価いただいております。
私どものサービスは、10人中9人のお客様に「優秀」とご評価いただいております。
どちらがよりポジティブな印象を受けますか?
後者ですよね。
一般的には、ポジティブな事柄により重点を置くのが良いとされています。
ネガティブな情報を掲示しなくてはならない場合には、パーセント表記するとインパクトがいくらか薄れる傾向にあるため、どうしてもという場合には、パーセント表記をお勧めします。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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