人は急には変われない・・
私は18歳で地中海料理のお店を京都でオープンしました。
スタッフが、コックさんを含めて全員年上で、アルバイトの人までも全員年上で、僕が店長という立場でした。
自分自身の理想に「こういうお客様に、こういう料理を出して、こういうサービスをしたい」という思いはあるのだけれども、私の思う通りに誰も動いてくれませんでした。
今から思えば当たり前の話で、私が若くて情熱が先走っていたこともあり、うまくその当時のスタッフに思いを伝えられなかったのです。
人は急には変われない・・
その上、自分のやり方が最高だと信じているので、自分のやり方を押し付けて、スタッフそれぞれの個性を活かすことができませんでした。
今となってはとても反省しています。
しかしその時は、本当に一生懸命でした。
お店も最初の頃は赤字で、オープンして1カ月後の数字が、今でも覚えていますが240万の赤字でした。
すごく焦りました!
とにかく自分が思う最高のやり方をどんどん考えて、それを皆に押し付けて「やってくれ」と言うことを繰り返していました。
それでは、うまくいかないのも当たり前です。
人は、そんなに急に変われないのです。
まず相手を認めてあげること、そして指示通りに動いてくれないことを理解してあげることがとても大切です。
やり方が良いとか悪いということではなく、まずは一人ひとりの部下の方をちゃんと認めてあげることなのです。
もし今、業績が出ているようなら、「業績すごいね」と褒めてあげて、そこから徐々にアドバイスをしていくことです。
そうする内に、今のやり方の良いところも見えてくるようになります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
お客様から売って欲しいと・・・
中井 隆栄
あなたの脳は幸せ脳?不幸せ脳?
中井 隆栄
育ちの良さを感じる瞬間とは?
中井 隆栄
夢を実現するマジックリストを作ろう
中井 隆栄
グループワークをはかどらせる秘訣
中井 隆栄
- PREV
- できることとできないことの見極め
- NEXT
- 与えること、受け取ることのコツ