アイスよりホットコーヒーに親近感を覚える?
「あの人は、冷たい人だよね」や
「あの人は、すごく温かい人だよね」
など、温度による人格比喩は、世界共通で見られる用法です。
英語でも人の性格を「warm」「cold」「cool」などと表現します。
アイスよりホットコーヒーに親近感を覚える?
コロラド大学のウィリアム博士らが奇抜な研究を行なっています。
実際に温度は精神状態に影響を与えるのかを調べる実験です。
博士らは、エレベーターの中で「少しメモを取りたいので、このコーヒーを持っていてもらえますか」と他人に頼む実験を行いました。
この時、ホットコーヒーとアイスコーヒーのどちらかを用意して、相手の反応を比較します。
実験終了後に、コーヒーを持ってくれた人に、依頼者の人間性の印象を尋ねたところ、アイスコーヒーよりも、ホットコーヒーの方が「穏和で親近感を覚える人柄だった」と高評価を与えられることがわかりました。
また、晴れの日の初デートのほうが雨の日よりも、相手へ好印象を持つことも実験心理学的に示されています。
以上のことからも、人に対する印象は、思いのほか環境要因からシンプルな影響を受けるということなのでしょう。
さすがに天候は、私たちには制御不能ですが、接客室で出すコーヒーの温度くらいならば、気をつけることもできますからちょっとした気遣いとして使える技ですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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