好感度を上げる話し方

世の中には、早口の人、ゆっくり話す人、相手の問いかけにすぐに答えられる人、じっくり自分の中で話を咀嚼してからでないと答えない人、と話すスピードにもタイプがあります。

タイプの合わない者同士が会話をすると、どうしても違和感を感じてしまうものです。

好感度を上げる話し方

例えば、早口のお客様に対して、営業マンがゆっくり話すタイプだと、お客様には「鈍そうなヤツだな」と思われがちです。

逆に、ゆっくり話すお客様に早口の営業マンだと「落ち着きがないな」と思われます。

これでは、相手に好感を持たれるのは難しいですね。

この場合、相手と「話し方」を合わせることで共感領域を広げることが大切です。

これを心理学では「ペーシング」と言います。

話のスピードを合わせることやまた声の高低や大小、言葉の長短、口調に合わせることも大事です。

似たような言葉や口調で話されることは、共感の元になります。

共感領域を広げるためのコツは、相手をよく観察し、共通点になる部分を探し出します。

そして、それに自分のしぐさや話すペースを合わせることです。

重要なのは、「自分が話したいという欲望を抑えること」です。

これは簡単なようでなかなか難しいのです。

営業とはいえ人間同士ですから、ちょっと油断すると、どうしても「自分」が出てきしまいます。

営業の目的は商談を成立させることであり、自己主張することではありません。

ここをしっかりコントロールできれば、好感度はグンと上がり、コミュニケーション能力は飛躍的に高まるでしょう。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです！