ビジネスの本質は、人間の本質
ビジネスの本質は、人間の本質
私は良く、「ビジネスの本質は、人間の本質である」と言っています。
人間がどんな時にどんな行動をするのかそれがビジネスの本質だと思っているのです。心理学者のフロイトは、人間は痛みから逃れて即座の快楽を求めると述べています。
人間には基本的にこの「痛み」と「快楽」2つに対する行動原理しかありません。
実は人間だけでなく、これらの行動原理は植物にも単細胞生物のアメーバにも存在します。
人間も植物も、アメーバでさえも、痛みを避け、快楽を求めているのです。
皆、痛みや嫌なこと、面倒くさいことから逃げたがるのです。
そこで人間のビジネスの本質は、その行動原理に従って避けたい、痛い、嫌なこと、面倒くさいことを解決してあげるか逆に楽しませるようなことをしてあげるあるいはその2つを組み合わせる方法しかないのです。
マーケティングの有名な理論に、「ニーズ法」「ウォンツ法」があるのを聞いたことがありますか?
実はこれらの理論も、人間の痛みや快楽に基づいているのですよ。
例えば、ニーズは何かをしなければならないという強力な必然性の心理です。
一方、ウォンツは、何かをしたい、という欲求でニーズと比べると弱い感情です。
歯医者を例にとってみると虫歯を治したい、というのは痛みを避ける必然性に基づいたニーズでありホワイトニングしたい矯正をしたい、というのは欲求という快楽に基づくウォンツです。
このように同じ歯医者さんの中でも、ニーズ法とウォンツ法に分けることができるのです。
何か新しい商品やサービスを立ち上げる際にはその商品やサービスが、ニーズなのかウォンツなのか人間の行動原理である痛みと快楽を満たすものであるかどうか認識しておくことが大切です。
あなたのビジネスの商品やサービスはニーズ寄りですか? ウォンツ寄りでしょうか?
では午後からも頑張っていきましょう!
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