人生は落語に行き、落語は自分の人間性に返ってくる。
皆さんは落語が好きですか?
私は昔から好きなのですがその魅力は、たった一人の語り手が扇子と手ぬぐいのみを使って上半身と顔の表情だけで様々な人物を演じ分けることにあると思っています。
シンプルでありながら観客を笑わせて、想像力を膨らませる噺家は奥が深いですよね。
人生は落語に行き、落語は自分の人間性に返ってくる。
そんな落語の影響か、私も扇子を常に持ち歩いていますが(笑)
去年その落語界で3人目となる人間国宝に柳家小三治さんが選ばれました。
小三治さんの言葉も奥が深いんですよね。
大体、賞とかそういうものに値打ちとかはもともと感じない性質。
本当にうれしいのは肩書ではない。
私の勲章は寄席、あるいは落語会にお越しになる一人ひとりに喜んでもらうことが一番““噺を面白くするには、面白くやらないこと。
演者がしゃしゃり出るとつまらなくなる。
高座に上がれば笑わせたい欲も湧くが、踏みとどまる。
19歳で小さんに入門し、兄弟子の立川談志や先輩に当たる人達が注目される中、ライバルは自分だけと、コツコツ芸を磨いたそうです。
「噺を面白くするには、面白くやらないこと」この言葉に、ビジネスに共通する何かを感じました。
「商品を売りたい時には、敢えて売ろうとしないこと」
「お客さんを集めたい時には、敢えて集めようとしないこと」
本当は力を入れたいポイントから、意図的に力を抜き力を入れるポイントを少しずらすことで本来意図していることが達成できることがあるのでしょう。
人生は落語に行き、落語は自分の人間性に返ってくる
小三治さんの言葉を完全に理解するまでには少し時間がかかりそうですが落語もビジネスも奥が深いことは確かです。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしくださいね!
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