徹夜で勉強すると記憶できない・・・
みなさんも一度は聞いたことがある話に徹夜で勉強をするのと効率が悪い、というのがあると思います。
明日は大事なテストだからと睡眠を取らずに勉強すると思ったよりも効果が出ない、むしろ忘れてしまっていることがありませんか?
実際に、こんな実験結果があります。
徹夜でテスト勉強をした人と夜勉強し、その後一度睡眠を取ってから更に勉強をした人とでは後者の方が成績が良かったそうです。
何故でしょうか?
この理由を詳しくご説明しましょう。
徹夜で勉強すると記憶できない・・・
人の睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。
眠りにつくと、まず「ノンレム睡眠」があらわれ、次に浅い眠りの「レム睡眠」へと移行します。
その2つの睡眠は交互に現れその周期は約90分。(あくまで平均値で、70分〜110分の個人差があります)
一晩に4~5回、一定のリズムで繰り返されます。
そしてこの浅い眠りの「レム睡眠」の時に、勉強で得た情報や知識の定着と結び付くあることが起こっているのです。
脳にインプットした情報や知識は一時的に脳の海馬に置かれます。
人が眠りに入り、90分サイクルを始めるとその「レム睡眠」中に、それらの情報が整理され必要な情報が大脳皮質に送られるのです。
大脳皮質に送られた情報が、“記憶”として残ります。
ですから徹夜で睡眠を取らないと情報整理をする「レム睡眠」の時間がとれません。
その上、更に新しい知識を入れ込むので一時的に海馬に置かれた知識が次の知識で上書きされ、忘れられてしまうのです。
また1日の出来事も睡眠を取らないと忘れてしまうと言われています。
90分の「ノンレム睡眠」、「レム睡眠」サイクルを4セット、約6時間(平均値)の睡眠を取らないと海馬は1日分の記憶が処理できないからです。
睡眠はただ身体を休めるためのものではなく記憶を定着させるものでもあるのです。
良く、寝ている人はサボっている楽をしているように見られがちですがそうではないんですよね~。
では午後からも頑張っていきましょう!
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