人の目を気にするのは、、、
テレビでもおなじみの料理家・道場六三郎さんは、銀座に「ろくさん亭」という日本料理店を構えていらっしゃいます。
「料理の鉄人」ファンだった私は彼の料理のアイデアにはいつも感心していました。
ずいぶん前のことになりますが、私が、京都の青年会議所時代に家族例会で、道場さんをお招きして講演と実際に目の前で作っていただいたことがあります。
もちろん、その料理は参加された会員の奥様が食べられたので私の口には入りませんでしたが(涙)
しかし、ラッキーな私は、色紙にサインをいただき、3つの質問に正直に答えていただきました。
そのストレートな回答に、感動したのを覚えています。
人の目を気にするのは、、、
その質問とは、中井「道場鉄人は、なんでそんなに強いんですか?」(今思うと、直球すぎて恥ずかしいな〜)
道場氏「審査員が試食する時には料理は冷めているので、その状態でベストな味付けにするように考えて作るんだよ。挑戦者は普段料理を作るときに、冷めたものを出さないからその時の味加減がわからないんだよね」
中井「う〜〜〜〜ん。さすが!」
後の2つの質問と回答はフジテレビの企業秘密で現在の「料理の鉄人」もそうしていると思われますのでここには、書けませんが・・・(塾生の方は、オフレコで聞いてください)
ろくさん亭に行きたくなってきた・・・・その六三郎さんがある雑誌でこのようなことを話しておられました。
「僕は自分の料理を“銀座の料理”だと思っています。銀座のお客様はあちこちで美味しいものを食べてきた人たち。そういう人たちと対峙する緊張感が料理人としての成長を大きく促してくれました。僕のお師匠さんは、銀座に来る目と舌の肥えたお客様。つまりは銀座という街が、僕の料理を磨き上げてくれたのかなとつくづく思うのです。」
六三郎さんがこのようにご自分の料理を磨いていけるのも、人間にはそれができる“ある特徴”があるからなのです。
それは、「他人の視点から自分を眺める」ということ。
スピリチュアルな言葉を用いれば幽体離脱のようなものでしょうか。
サッカーの上手な人は自分のプレーが上空から見えるといいます。
つまり俯瞰的(ふかん)的な視点で自分を眺めることができるから巧みなプレーが可能になるようです。
私達も、困難にぶつかった時やどうしてうまくいかない時に第三者の視点で反省したり、他人からどのように見られているのか外見や身なり、お洒落に気を遣うとこれまでの自分より一つ成長しますよね。
他人の目から見た自分はどうだろう?と考えることができるから自分の悪いところを初めて直すことができるし修正できるのです。
このように自分自身の姿を、幽体離脱したかのように客観視できるのは人間だけです。
確かに、私達は人からはどう見られているのだろうということを絶えず気にしているような気がします。
それは結果的に私達を成長させていたのですね。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしください!
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