他人のお金を大事にすることの意味
あなたには、タクシー運転手さんとの思い出深いエピソードはありますか?
「人生と経営はタクシー運転手が教えてくれる」(小宮一慶著)にこんなエピソードが載っています。
著者がタクシーに乗った時のこと。
いつものように天気の話をしているとタクシーの運転手がメーターを上げていないことに気がつきます。
上げ忘れているのだと思った彼はこう運転手に声をかけました。
「メーター、上げていないじゃないですか?」
すると、彼が耳を疑う返事が返ってきました。
「いや、私は上げないんですよ。大きな道路に出るまでは」
・・・・・・
私はふと、これまで出会ったタクシー運転手さんはどうだっただろうかと思い出してしまいました。
乗車して行き先を告げた途端、メーターを上げる運転手さん。
わざわざ道を遠回りする人もいましたし、支払いにカードを差し出すと、手続きに戸惑いメーターを1つ上げてしまっても平気でそのままチャージした運転手さんもいました。
良い思い出よりも、思い出したくない思い出の方が多いものです。
他人のお金を大事にすることの意味
この本では、先程の運転手さんから、次のような教訓を学ぶことができるといっています。
「成功している人は、他人のお金をとても大事にする」
「成功している人は、できるだけ相手がお金を使わないように気遣う」
お客様へのちょっとした気遣いがまたこの運転手さんに当たりたいこの運転手さんがいるタクシー会社を使いたいという気持ちにさせるのですよね。
そして会社の成功へとつながり運転手さんの成功にもつながるのです。
余計なお金を支払わされたり嫌な気分にさせられたタクシー運転手やその会社の車には、もう二度と乗りたくないものです。
運転手さんを避けるというよりそのタクシー会社が運営しているタクシー全部を避けるようになってしまうでしょう。
結局は他人のお金を大事にする人が社会で、そして会社の中で、成功する仕組みになっているのですよね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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