俳優がバイトで、歌手はパートタイムのようなもの
好きな仕事でも自分の思うようにできないとやる力が失せ、成功までの道のりが長くなる気がしますよね。
しかし人間ですから、時にはお客様や他人の期待に応えその言いなりになって仕事をしなければならない時もあります。
しかしそんな時は決まって、やらされ感に苛まれ思うような結果が出てこないことでしょう。
自分の思いを殺してまでも相手の要求通りに動いてあげようと懸命に考えてしまうのもあなたが自分の仕事を本業として全うしようと思っているからこそ起こるものかもしれません。
もしかしたら、本業ではなくバイト!?感覚で臨めると上手く乗り越えられるということも時にはあるのかもしれませんよ。
俳優の水谷豊さんが俳優業についての捉え方を語っていらっしゃいましたので今日はそちらをご紹介しますね。
俳優がバイトで、歌手はパートタイムのようなもの
俳優の水谷豊さんは人気刑事ドラマシリーズ「相棒」の杉下右京役がはまり、俳優としての成功をおさめていらっしゃいますね。
杉下警部のパートナーは次々に変わっても杉下右京役は水谷さんでずっと変わりません。
代役は考えられないほど杉下警部役として確立したイメージをお持ちですがそんな水谷さんは、仕事の捉え方をこう語っていました。
「僕はね、本業といえるものは自分の意思で全うできるものじゃないかと思っているんですよ。俳優は自分の意思だけで一生続けられるものではない。となるとバイトかなあって。今振り返ってみるとね、バイトって思っていたからよかったのかなって思うこと、あるんです。これが最後だと思うと手が抜けない。同時に最後だと思うからこそ好きにできる。自由だったんです。もし、本業意識で続けたいという思いが強かったら、人の言うままにいい子になって、真面目にひたすらやって、早くダメになって続いていなかったかもしれませんね。不真面目なことも真面目にやっちゃうくらい真面目ですからねえ。」
本業である俳優業をバイトとして捉えることで精神のバランスを上手く保っているということでしょう。
そんな水谷さんは、またこのような話もしています。
「あのね、僕、まだ本気出してないんですよ。毎回、本気ってこれかと感じながらやってるんですけど、終わった時、本気出してなかったような気がするんですよねえ。これが本気というものか!ってのを死ぬまでに実感してみたいですね。」
最後に水谷さんはこう加えていました。
「俳優がバイトで、歌手はパートタイムのようなものです。」
本業としてではなく、バイトやパートタイムだと思って仕事に臨むと、適度なバランスで仕事に取り組めるということでしょう。
精魂込めすぎない、真剣にとらえすぎないこともある意味大切な要素であるということを気づかせてくれるお話でした。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。