不安は脳の栄養素?
かなり前の話ですが、ある裁判で10年以上争っていた方が勝訴しその後受けた取材で、生き甲斐を失っているように見えたことがありました。
人生でやるべき事を果たし目標を見失ったかのような生気を失った表情に、裁判中の方がイキイキしていた、ならば勝訴しなかった方がよかったのでは?と思ったほどです。
実際、本人ではないので分かりませんがもしかしたらホッとして、一気に脱力感におそわれていたのかもしれません。
しかしその時の私には、どうにも生き甲斐ややる気、あるいは元気がないのでは?と見えてしまったのを思い出します。
本当のところは本人のみぞ知るところですが、脳科学的には、「不安は脳の栄養素である」という言葉もあるほど、不安や悩みは人間の生命力や肥やしになっていると考えられています。
不安は脳の栄養素?
当然のように、私達は日々、何らかの悩みを持っていますよね。
悩みや不安は脳の扁桃体という部位で作らますがそれらは経験した“過去の記憶”を基に“未来を想像すること”によって作り出されます。
悩みがあるというのは、過去の記憶があり将来の計画が立てられる証拠なのです。
ですから、悩みがない人に対して私達はうらやましいなあ〜と思いがちですが実際は悩みがないということは過去の記憶を基に将来が予測できないということ。
そうなると、社会に適応しながら生活することも難しくなります。
また、悩みがない人達は同時に記憶力も低下していくと言われているのです。
「不安こそが脳の栄養素」という言葉通り不安や悩みがあることは必ずしも悪いことではありません。
不安が全くないと生きるモチベーションも下がるのです。
今、何かしら悩みを抱えている人もこれがあるからモチベーションを持って生きられるそう思って頑張ってみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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