脳は自分の見たいものしか見ない
あなたは毎朝、その日の運勢をテレビやネットでチェックする派ですか?
テレビでは毎朝、星座毎に占いを放送していますよね。
それを観て今日は良いことがあるなあと、多少やる気になることもあることでしょう。
お正月に神社でおみくじを引いた時も、良いことが書かれていると今年はこんな年になるのかなあと期待をするものです。
この占いやおみくじですが、恐らく私達は悪いことよりも良いことに注意を向け、悪いことや改めるべきことにはあまり関心を寄せていないはずです。
これは私達が聞きたいことだけをチェックする傾向にあるからだと言うことができるのです。
脳は自分の見たいものしか見ない
書かれている良いことだけをチェックして、気にも留めたくもないような悪いことは気のせいだあまり気にせずサッと読み進めます。
これには、見たいものや聞きたいことしか見聞きしない、人間の性格が表れているのです。
その昔、ローマの将軍、ジュリアス・シーザーは「人は自分の見たい物しか見ない」と言いました。
つまり固定概念で判断して行動するということです。
人はある物を見た瞬間に、既に持っている知識で咄嗟に判断する情報処理能力があるのです。
例えば渋谷の繁華街で今風のメークと服装をした若い子達がゾロゾロと前から歩いてきたら、“態度も悪く反抗的。通りすがりにぶつかってくるのではないか?”そう咄嗟に判断し、なるべく関わらないように歩いたりします。
でも実際に話をしたら、とても楽しく素直な良い子供達かもしれないのです。
別の例をとると、幼少期に苦手だった食べ物を目にすると、例え今は品種改良されて美味しい食べ物になっていたとしても咄嗟に不味いものとして視界から遠ざけようとします。
日常生活で目にするあらゆるものの善し悪しを即座に判断し、自分に害のないものや、良いと思われるもののみを受け入れようとするのです。
この能力は私達が生活する上で欠かせないものですが、自分にとって良いことだけに耳を傾け受け入れるという自分の行動に気が付くと改めて我々の持つ能力のすごさが分かりますよ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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