人間の理性が働かないときってどんな時?
理性は、人間に本来備わっている知的能力の一つですよね。
物ごとの“善と悪”、“真と偽”などを感覚的ではなく頭で考えて判断できる能力が理性です。
例えば、道端で知らない人に呼び止められたとしましょう。
あなたは「この人は誰だろう?何したいのだろう?」
ちょっと怪訝そうな顔をして立ち止まります。
すると見知らぬ人は「どうぞ」と言いながらある飲み物を差し出したとしましょう。
夏の暑い日…外を歩く人の体調を気にして親切心から差し入れているのだろうか?
そんな気がしたあなたですが、質問です。
あなたはその飲み物を受け取りますか、受け取りませんか?
人間の理性が働かないときってどんな時?
おそらく多くの人は受け取らないと答えるでしょう。
でもそれは何故でしょうか。
知らない人から得体の知れない飲み物をもらうことが怖いからというのはもちろんですが今、客観的に冷静に判断できる状態にあるからです。
でもそれが、実際に理性が緩むあるいは働かない状態になると無意識のうちに受け取ってしまうのです。
その状態とはどのような状態かと言いますと携帯電話で通話しているような時です。
実験では、携帯電話で通話中の人に飲み物を差し出すと、80%以上の人が受け取るという結果が出ています。
理性の働く先、意識が携帯での通話に向いてしまい無意識のうちに差し出された飲み物を受け取ってしまった結果です。
また、良く知る近所のおばさんが同じように飲み物をすすめたらこれもまた飲み物に対する理性が働かず何の疑いもなく受け取ってしまうことでしょう。
顔を知っているおばさんなので飲み物に対する警戒心が緩むのです。
理性とは本来、人間と動物とを区別するものと言われています。
しかしその理性が働かないときが人間にもあるのですよね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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