「みんな★★してますよ」といわれたら・・・
集団心理を表現したジョークにこのようなものがあります。
沈みかかった客船から救命具をつけて海に飛び込む時、船長は乗客の出身国に合わせて、こう呼びかけたのです。
アメリカ人には、「飛び込むとあなたはヒーロー(英雄)ですよ」
イタリア人には、「飛び込むとあなたはモテモテですよ」
ドイツ人には、「飛び込むのが規則になっていますよ」
フランス人には、「飛び込まないでくださいよ」
日本人には、「もうみんな飛び込んでいますよ」
「みんな★★してますよ」といわれたら・・・
それぞれの国民性が良く現れていますよね?!
これを見ると、日本人は集団心理に弱いことが分かります。
良くデパートで玩具を欲しがっている幼い子供が、「このおもちゃ買ってよ〜。みんな持っているよ。持っていないのは僕だけだよ〜」と言っているのを見かけますが、それを聞いた親は仲間はずれになっている子供を不憫に思い買ってしまいます。
これも集団心理の表れですよね。
この現象をマーケティング用語では「バンドワゴン効果」といいます。
バンドワゴン効果とは、ある製品に多くの需要がある場合、その製品に対する個人の需要が大きくなる効果のことです。
“バンドワゴン”とは行列の先頭を行く楽隊車を意味し、“バンドワゴンに乗る”とは、時流に乗る、多勢に与する勝ち馬に乗る、といった意味です。
日本人は、個人の判断よりも集団の判断の方が正しい、多くの人が買っているものは良いものに違いない、と自分の意志に関わらず他の意見に同調してしまうことがあります。
有名な候補者に投票したり、iPhoneやiPadなどの新規IT商品、生活の様々なヒット商品や流行りの商品を人々がこぞって買ってしまうのもバンドワゴン効果です。
「有名な候補者だ。私もこの人に投票してみようかな」
「120万部売れている本だ!僕も買ってみようかな」
「あの著名人が賛成を表明している。私も賛成にしておこう」
これらの集団心理で心当たるものはありませんか?!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
- PREV
- 「ファン客」を多く持つことが成功の鍵
- NEXT
- 育ちの良さを感じる瞬間とは?