潜在意識は否定形を理解できない
“子供に水がいっぱい入ったコップを運んでもらう”そんな場面を想像してみてください。
コップを両手で抱え、おそるおそる歩く子供がいます。
そこであなたが、「こぼさないで持っていってね!」と言ったとしましょう。
はたして子供は、水をこぼさずに無事に運ぶことができるでしょうか?
潜在意識は否定形を理解できない
あなたのかけた「こぼさないで」という言葉は正しかったのでしょうか?
正解は……“NO“です。
「こぼさないで」と言うと子供は水をこぼしてしまうのです。
子供だけではなく、大人でも同じですが「こぼさないで」と言われると水がこぼれるところをイメージし意識がこぼれることに集中してしまいます。
人間の潜在意識は、「○○しない」、「●●するな」という否定形と「○○する」、「●●する」という肯定形を同じように認識するのです。
「こぼさないように」、「こぼさないように」と心の中で唱えながら運ぶと
その結果……
水をこぼしてしまうんですよね〜
「だから言ったじゃないか!」そう怒鳴ってしまうお父さん、お母さんもいますがそれはお子さんのせいじゃなく人間の潜在意識のせいです。
「○○・●●しない」という否定形を使わず「じょうずに運んでね」「うまく運んでね」そんな言葉をかけてあげると子供は「じょうずに運ぶ」、「うまく運ぶ」という言葉を頭の中で反芻し失敗することなく運ぶことができます。
ぜひお試しくださいね!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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