人はブランドの知名度だけで買わない
先日お届けした、第202回ポッドキャストはUSP(Unique Selling Proposition)をテーマにお送りしました。
USPとは何か、そしてどのように活用するかについてお話ししましたが「USPが定着するとブランド化ができる」そこでということにも触れました。
USPを言語化したら、名刺、チラシ、広告やキャッチフレーズにも使えるようになるわけですがここで皆さんに質問です。
ブランドとUSP、どちらがお客様の購買意欲をかき立てるとお思いますか?
それを証明する実験があるのでご紹介しましょう!
人はブランドの知名度だけで買わない
皆さんも良くご存知の、アメリカのスーパーマーケットチェーン店ウォルマート。
節約というイメージのあるブランドですが、「ウォルマート」というブランド名を見せられた消費者より同社の「節約してよりよい生活をしよう」というキャッチフレーズをせられた消費者の方が、買い物で使う金額が増えるそうです。
ブランド名だけ見せられた消費者は、平均94ドル、キャッチフレーズを見せられた消費者は、平均184ドルのお金を使おうとしていたそうですよ。
強みを言語化することで人の購買がこれほどまで変化するとは驚きですよね!
それ以外にも、消費者に「節約」を喚起するフレーズを見せたと時の方が「贅沢」を喚起するフレーズを見せる時より使う金額が増えるそうです。
「節約してよりよい生活をしよう」というキャッチプレーズでウォルマートでより多くの物を買うことが節約につながるとイメージするのでしょうか。
ブランド名だけではなく、キャッチフレーズが人の購買意欲をここまで変えるのですね。
USPが定着するとブランド化が可能ですかブランド名だけでは人にブランドのイメージを伝えることは難しく改めてUSP言語化の大切さが分かるお話でした。
(出典:脳科学マーケティング100の心理技術)
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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