いつの頃からかリーダーらしく・・・
人間の脳には2つの大きな特徴があります。
1つは「安定化指向」、もう1つは「可塑性(かそせい)」です。
「安定化指向」とは、心理的に常に安定していたい変わることが難しいという人間の脳の特徴です。
反対に「可塑性」は、少しだけ形が変わってしまうことです。
例えば、軟式のテニスボールを指で押すと少しだけ凹みますよね?
指を離すと元に戻ります。
これを「弾性」と呼ぶのですが、可塑性とはその反対で指を離しても凹んだまま元の形に戻らず少しずつ形が変わっていくことを指します。
この2つの脳の特徴は、人の習慣や心理状態すべてに関わってくるのです。
いつの頃からかリーダーらしく・・・
例えば、セルフ・イメージも同じです。
人は誰でも、自分はこういう人間だというイメージを潜在意識の中にセルフ・イメージとして持っているわけですが、このセルフ・イメージもいきなりではなく少しずつ、新しいものに書き換えることができるのです。
脳の「安定化指向」と「可塑性」の特徴から今日のイメージはこれで、明日のイメージはこれと一気に変わるものではなく少しずつ変わっていくのです。
会社でも役職に就くと、初めはリーダーらしくない行動をしていた人でも徐々にそのポジションに相応しい発言や行動をとるようになりますよね?
いつの頃かわからないけれど、なんとなくリーダーらしくなっていく、、
これが脳が変化を少しずつ受け入れている「可塑性」の特徴を表しています。
習慣でもセルフ・イメージでも変えたいものは一気に変えようとせず少しずつ変えてきましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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