ステップを分解しただけで学習率が10倍に!
趣味であっても仕事であっても何か新しい事を覚えようとするとき基礎をとばして、いきなり応用から入ることはありませんよね?
例えばゴルフにおいても、グリップ、スタンス、スイング、フィニッシュを習わずにいきなりボールを打とうとしても空振りするだけです。
基礎的なことを学ぶから応用ができるのであり学習とはそれら2つの関連性に気づくことでもあります。
ステップを分解しただけで学習率が10倍に!
イヌを用いた実験の話をしましょう。
この実験では、「ある画像が出たらレバーを押す」「レバーを押すとエサがもらえる」という2つの動作をイヌに覚えさせます。
しかしイヌは、これら2つを同時に覚えさせようとするとなかなか覚えることができず、ミスを連発してしまうのです。
それが動作の1つ、レバーを押すとエサが出ることを徹底的に覚えさせた後に画像とレバーの関係を教えると、イヌの学習が格段に早くなり、失敗が10分の1まで減ると言います。
1つひとつの段階を分けて覚えさせれば完全に覚えるようになるのです。
このように手順を分けて覚える方法を「スモール・ステップ法」と言います。
最初から高い目標を掲げるのではなく目標を細分化し小さな目標を達成する体験を積み重ねることで最終目標に近づいていくやり方ですね。
イヌもステップを分解しただけで学習率が10倍になりました。
覚えるべき事を細分化し、1つずつ覚えてからつなぎ合わせた方が学習の効率がグンと上がるのでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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