「自由に思い出せる記憶」と「自由に思い出せない記憶」
「過去の記憶を思い出してください」と言われたら何を思い出しますか?
- 友達を呼んで誕生会を祝ってもらったこと
- 学校のテストで良い点をとったこと
- 通学中に転んでケガをしたこと
- 全校生徒の前で表彰されたこと
次から次へいろいろな思い出が浮かんでくると思います。
しかし、学校で学んだ英単語、算数の公式、円周率、通学の道順、憧れていた俳優さんの名前、などを思い出した方はいらっしゃらないはずです。
それはなぜでしょう??
「自由に思い出せる記憶」と「自由に思い出せない記憶」
人が自由に思い出せる記憶はすべて自分が経験したこと体験したことに限られています。
学校で学んだ知識や情報といった記憶も頭には残っていますが、あるきっかけがあってはじめて思い出せる記憶なのです。
このように記憶には「自由に思い出せる記憶」と「自由に思い出せない記憶」があります。
自分の経験や体験が絡んで「自由に思い出せる記憶」は「経験記憶」とよばれ、
公式や英単語のように、きっかけがないと思い出せない知識や情報は「自由に思い出せない記憶」であり「知識記憶」と言われているのです。
人の名前などをド忘れしてしまうのも、自由に思い出せない知識記憶であるためです。
知識記憶は自分の経験や体験と組み合わせて覚えると経験記憶となり、思い出しやすくなりますよ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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