あなたはケチだと、Bさんが言ってましたよ!
こんにちは、中井隆栄です。
次のうち、どちらの言葉が印象に残りますか?
A) 「あなたは、スタイルが良いですね」
B) 「あなたはスタイルが良いと、Aさんが言ってましたよ」
前者は、他人が単にあなたを褒めている言葉。
後者は、第三者の人があなたのことを褒めていたと他人が伝えている言葉。
あなたはケチだと、Bさんが言ってましたよ!
人は、自分の話を他人から直接聞いた時と、第三者を通じて間接的に自分の話を聞いた時とで受ける印象が違います。
恐らく、後者の方が、印象に残るはずです。
それは、何故でしょうか?
よく分からない人は、これらの言葉を批判の言葉に変えてみてください。
C) 「あなたは、ケチですね」
D) 「あなたはケチだと、Bさんが言ってましたよ」
あなたが他人から直接批判を受ける時の気持ちと第三者があなたを批判している陰口を、他人から聞いた時とどちらの気分が悪いですか?
もちろん、陰口ですよね?
第三者の言葉を、他人から聞かされる後者の方がより印象に残る、これをマーケティング用語では「ウィンザー効果」といいます。
ウィンザー効果とは、第三者を介した情報のほうが直接伝えられるよりも影響が大きくなるという心理効果のことです。
第三者を介することで「より多くの人に情報が広まっている可能性がある」と想像することができ、受け取った時の心理状態を変える効果があると考えられています。
この「ウィンザー効果」をうまく利用したのが紹介や口コミなどのマーケティング技法ですよね。
製品やサービスを評価するモニターやお客様など、第三者の声を聞くと満足している人が多数いるように想像できますし直接売り込みをされていないので利害関係を感じず、第三者の目で冷静に判断することができるのです。
第三者のコメントを介することが人物、商品、サービスなど、対象物の印象を大きく持たせるコツです!
それでは、午後からも頑張っていきましょう!
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