依存に意志の強さは関係ない
“依存”……と聞くと自分には関係ないそう思われるかもしれません。
しかし自分では気が付かないうちに無意識に行っているのが依存なのです。
依存に意志の強さは関係ない
例えば人間関係の依存もそのうちの一つ。
主婦が仕事を持たず自立した生活ができないためにDVの旦那から離れられなかったり、ビジネスで自社の利益を上げるために人や他社を利用したりするのもある種の依存であると考えられます。
他に良く知られている依存には障害障害、タバコ・アルコール・薬物依存、買い物依存などがありますよね。
これらも全て、人間の意志の強さとは関係なく行われていると言われているのです。
説明すると、正常な脳では、前頭葉で考えた「理性」が大脳辺縁系に伝わり「もうやめよう」という意思決定につながっています。
その一方で、依存症にかかった脳は、大脳辺縁系が正常に機能せず、意思決定を破棄するために判断が下せないのです。
依存症は意志の強さとは無関係で、依存症の人に「意志が弱いからだ」と言うのは間違っているということですね。
発端の原因は、いずれの場合も強い不安や強い不満などの心の葛藤です。
その根本的な原因を探る方が大切なのかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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