ご褒美をこまめに与えると仕事のエラーが減る
馬は、視界の先に人参を吊り下げると、人参ほしさにいつまでも走り続けるといいます。
犬や他の動物でも、たぶん同じですよね。
人間もこれら動物と同じように、ご褒美や報酬を目の前に掲げて、モチベーションを高く保つことがあります。
ご褒美をこまめに与えると仕事のエラーが減る
「この仕事が成功したら打ち上げをしよう」
「この仕事が片づいたら息抜きに旅行にでかけよう」
心理学的には、この報酬を与えるという方法は、とても有効であるとされており、このような外発的動機がないと学習能力が落ちるといわれています。
動物などは動機がないと全く学習しなくなってしまうそうです。
更に、サルを用いた実験によると、1回成功した時ではなく、4回連続成功したあとに報酬を与えるなど、報酬までの回数を多くすると成功率は格段に下がるといいます。
報酬までの道のりが長くなればなるほど、仕事のエラー率が高くなるのです。
なかなかゴールが見えないと、集中力が落ちて、心理的にもイライラしてしまうのでしょうか。
仕事の精度を上げるためには、たくさんの行程をまとめて行うのではなく、細かいステップに分け、終わる度に自分に報酬を与えるようにすると良いのです。
「目標は高い方が良い」とはいいますが、大きな目標を達成するには、小さな目標を一つずつクリアしていく方がより効率的です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
(出典: 脳はなにかと言い訳する 池谷裕二著)
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