アイデアは54の質問から生まれる
足し引きしていたらアイデアが尽きてしまったそんな時に試してほしい質問マニュアルがあります。
ブレイン・ストーミングを考案したアレックス・F・オズボーンが考え出した「SCAMPER」という企画開発シートがありますが、そこに私が20年以上、問題解決や商品開発をしたものをプラスし、進化させた、「SCAMPER+プラス」というマニュアルです。
アイデアは54の質問から生まれる
54個の質問があるので、この質問に順番に答えていくと1つや2つではなく、10個ぐらいのアイデアが出るようになっています。
すぐに浮かばなくても、寝ている間に脳が情報処理をするため翌日かなりの数のアイデアが出てくるでしょう。
ポイントは、何日もかけて行うことです。
企画会議が終わった日に「SCAMPER+プラス」を使って質問してから寝る、その次の日も質問してから寝る、それを繰り返すと初日に2、3個だったアイデアが1週間後には20〜30個に増えているかもしれません。
以下、「SCAMPER+」の代表的な質問を載せておきます。
Substitute? (他のものと替えられないか?)
他の人にやらせてみたらどうか?
他の場所でやってみたらどうか?
Combine? (結合できないか?)
アイデアを結合してみたらどうか?
材料を結合できないか?
Adapt? (応用できないか?)
似たようなアイデア
ヒット商品やヒット企画は借りられないか?
誰を真似してみたらいいか?
Magnify? Modify? (拡大できないか?修正できないか?)
拡大できないか?(もっと時間をかけたらどうか?)
修正できないか?(何かを取り外したらどうか?)
Put to other uses? (他の使い道はないか?)
少し手を加えてみたらどうか?
他にどんな使い道があるか?
他の市場で販売できないか?
Eliminate? Analyze? (削除できないか?分解できないか?)
削除できないか?(時間を短縮したらどうか?回数を減らしたらどうか?)
分解できないか?(ターゲットを分解したらどうか?アイデアを分解してみたらどうか?)
Rearrange? Reverse? (並べ替えられないか?逆にできないか?)
並べ替えられないか?(スケジュールを変更できないか?レイアウトを変えてみてはどうか?)
逆にできないか?(立場を逆にしてみたらどうか?役割を逆にしてみたらどうか?)
そんな質問考えてもみなかったよ〜
そんな考え方があるのか!
と思える、新しい発見はありましたか?
いつも同じ質問をしてしまっている時アイデアを足し引きして、行き詰ってしまった時はぜひ、「SCAMPER+」を試してみましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
携帯番号が脳を活性化させる?
中井 隆栄
長期記憶と短期記憶の仕組み
中井 隆栄
運は努力の末にやってくる
中井 隆栄
ストレスは百害あって一利なし
中井 隆栄
記憶を書き換えることは可能?
中井 隆栄
- PREV
- チンパンジーもジャンケンできる?
- NEXT
- お金を受け取る心の器