決断は29秒以内に
ナポレオン・ヒルは、アンドリュー・カーネギーからの仕事のオファーを29秒で決断した・・・
この話はあまりにも有名ですね。
鉄鋼王アンドリュー・カーネギーから、当時25歳の新聞記者だったナポレオン・ヒルに、次の様な提案がありました。
私と205名の成功者及びこれから成功者になる人の成功ノウハウを、20年間の期間をかけて体系的にまとめてもらいたい。
但し、20年間、金銭的な援助は一切しない。
但し、君がこの仕事をやり遂げたら、君は世界中の誰もが知っている成功者の一人となることだろう。
20年間タダ働き・・・一瞬迷いはあったものの、次の瞬間、ナポレオン・ヒルは「私にやらせて下さい!」と返事をしたといいます。
彼の一生を変える、この決断に要した時間はたったの「29秒」。
カーネギーはナポレオン・ヒルに、言いました。
もし、君がこの決断を下すのに30秒以上かかったら君はもう、見込みがない人間だと思ってあきらめるつもりだった。この程度の決断をするのに30秒以上時間がかかる人間は、何をやらせてもモノにはならない。
大きな事など、とうてい成し遂げられる訳がないからね。
20年後、ナポレオン・ヒルが手掛けたナポレオン・ヒル・プログラムは完成しその後100年以上経った今でもビジネス、大学、家庭生活に取り入れられています。
ナポレオン・ヒルは、事実上大富豪の仲間入りを果たしたのです。
この話に象徴されるように、「ビジネスは決断。決める事がビジネスである。」という言葉をよく耳にします。
そして、成功するには「決断力」だ、と言われますが決断力が大事と思っていても、決断して行動することができない人も多いのです。
決断は29秒以内に
なぜだと思いますか?
実は、ある決断をしながらも、それと相反する現状を受け入れてしまっているというところに理由があるのです。
決断が大事、と口ではいいながら「この決断をしなくても今のままでやっていける」という気持ちが少しでもあれば、人間は行動しません。
つまり、現状を否定する力がない限り現状を変える決断力は持てないのです。
現状を否定しなければ「決断力」が生まれないというメカニズムは科学でも解明されており、脳内の脳細胞群で、「現状を否定する」「現状を変える決断をする」という意見の打ち消し合いが行なわれ
その結果、一方の脳細胞群の意見が残り、それが「決断した」という結果になっています。
ある決断をし行動するためには、先ず、現状を受け入れることをやめて否定することから始めてみましょう。
そうすれば・・・きっと、あなたにも29秒で一生の決断ができる日も訪れます。
では午後からも頑張っていきましょう!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
人間は不安があるから新しいものを生み出せる
中井 隆栄
-
仕事の生産性をアップするには?
中井 隆栄
-
完璧な企画書ほど読まれない?
中井 隆栄
-
サッカーの神様ジーコの金言
中井 隆栄
-
潜在意識を味方につける簡単な方法
中井 隆栄
- PREV
- あなたの夢は全てかなっている!
- NEXT
- USPは15秒以内で伝える