自分のことしか考えない脳の仕組み
経済的な意思決定に関係する人間の脳の部位は3つあります。
頭頂皮質、線条体、前頭前皮質です。
3つの部位は神経回路で結ばれ経済的な決定を司っており1つの部位が優位的に決定を下している訳ではありません。
自分のことしか考えない脳の仕組み
線条体は、他人の行動を予測する能力が増すと活発になります。
しかし、自分のことしか考えない脳の島が活発化すると、線条体の能力は落ちるのです。
自分のことしか考えない島が社会的に有能な線条体を圧倒した場合他人の立場で物事を考える能力が衰えます。
つまり、自分を優先してしまうという脳の面白い現象ですよね。
脳はいくつもの神経回路から成り、さまざまな構造が相互に関係して成り立っているため、中心はありません。
そのため、ある一部の部位が活発化すると他の部位や神経回路が容易に影響を受けやすくなるのです。
経済的な意思決定はその時の脳の状況や関わる人との相互作用によって異なる脳の領域が活動し意思決定にも影響するのです。
生存本能からか、人間の脳は自分のことを優先する脳の仕組みを持っているのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
好きな音楽でパワーアップする
中井 隆栄
-
7回聴くと効果があります
中井 隆栄
-
記憶は「未来の自分」のためにある
中井 隆栄
-
マイナスの言葉は周りの人に影響する
中井 隆栄
-
運動するほど頭がいい?
中井 隆栄
- PREV
- 赤字続きなら“やり方”を変えよう
- NEXT
- 人は成功に対する恐怖を抱いている