長期記憶には3つの種類がある
人間が長期にわたって記憶できることは大きく分けて3種類しかありません。
「経験(エピソード)記憶」、「知識(意味)記憶」、「方法(手続き)記憶」です。
長期記憶には3つの種類がある
「経験記憶」とは、生命の維持にかかわる危険な出来事や場所、食べ物などの記憶のことで、感情が大きく揺れ動いた経験からくる記憶も含まれます。
ペットが死んで悲しかった記憶、肉親や大切な人の死、運動会で一等賞をとって誉められた記憶、テストで100点を取って誉められた記憶、スポーツの県大会で優勝した記憶、これらの記憶はその時の感情も同時によみがえる経験記憶となります。
「知識記憶」というのは、仕事で必要な知識や試験勉強など自分で覚えようとした記憶です。
人の生死にかかわるものではないので何度か復習をして刷り込みをしないと忘れてしまう長期記憶です。
そして3つ目の「方法記憶」は体で覚えた記憶です。
自転車の乗り方やボールの投げ方などがそれに当たります。
理論ではなく感覚的な要素が多いため覚えるのに時間がかかる記憶ですが、一度覚えると忘れにくく久しぶりに自転車に乗ってもうまく乗れたり、キャッチボールをしても上手に投げられたりするのです。
私たちが生徒や学生の頃、テスト勉強で苦労したのは生命にかかわる経験記憶でも体で覚える方法記憶でもなく、知識記憶だったからなのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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