ビジネスは快楽と痛みの原則に基づく
人間は無意識のうちに快楽を得ようとし苦痛を避けようとします。
心理学者のフロイトは、人間の心の第一の要素は「イド」でありこの「イド」は即座の快楽を求め苦痛を避けようとする特徴があると言いました。
では、「快楽を求めたいという習性」と「苦痛から逃れたいという習性」はどちらが強いか知っていますか?
ビジネスは快楽と痛みの原則に基づく
自分に置き換えて考えてみるとすぐに答えがわかりますね。
正解は・・・、「苦痛から逃れたいという習性」です。
「歯が痛いから虫歯を治療したい」という欲求は「ホワイトニングで歯を白くしたい」という欲求に勝ち真っ先に虫歯を治療しますよね。
ビジネスも、「苦痛から逃れたいという習性」と、「苦痛から逃れたいという習性」、またはそれら2つの両方を兼ね備えた「苦痛から逃れさせてもらい、なおかつ楽しい」ものに基づいているのです。
「苦痛から逃れたいという習性」を対象にしたビジネスとは、人が困っていることを解決してあげたり、代わりにやって上げるような
問題解決や代行ビジネスになり、次のようなものがあります。
例: 医者、弁護士、会計士、経営コンサルタント
「快楽を求めたいという習性」を対象にしたビジネスは、楽しかったり、感動したり、ワクワクするようなエンターテインメント・ビジネスです。
例: 映画、音楽、演劇、遊園地、小説、マンガ
そして最後「苦痛から逃れさせてもらえて、なおかつ楽しい」ビジネスとは、2つの要素を兼ね備えていますが「苦痛から逃れたいという習性」の比重が高い方がビジネスとして成立しやすくなります。
例: レストラン、ブティック、旅行代理店、エステティックサロン
ビジネスは、この3種類に基づいたものしかありません。
私は、経営コンサルタントで「苦痛から逃れたいという習性」を持つビジネスに入りますが自分の著作活動や講師活動をビジネス・エンターテインメントとして位置付け必ず学びの中に楽しさという要素を取り入れるように意識しています。
あなたも、ご自分のビジネスが快楽を求めるものに入るのか苦痛から逃れるものに入るのか両方の要素を持ち合わせているのか意識しながら事業戦略を立てると良いですよ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。