記憶力と集中力を左右するθ波とγ波
脳波のうちリラックスすると現れるα(アルファ)波や緊張すると出てくるβ(ベータ)波の存在は良く知られていますよね。
ではθ(シータ)波やγ(ガンマ)波はどうでしょうか?
記憶力と集中力を左右するθ波とγ波
θ波は、脳の記憶に関係しており外界の新しいものなどに興味を示しているときに現れ脳を感受性の高い状態に保ち海馬の神経回路を柔軟にします。
γ波は、意識や集中力と関連しており特定のものに注意が向けられると脳全体でγ波が同期し強調されます。
チベット仏教の僧は瞑想でγ波の強さをコントロールできるのだそうですよ。
これらθ波やγ波は実際、α波、β波よりも実証データが多く存在し専門家の間では研究が進んでいます。
脳のリズムについて『ニューロン』誌に発表された論文には、θ波とγ波の特殊性が記されていました。
それによると、大脳皮質をパルス磁場で刺激すると普通はただ右手がピクリと動くだけですがθ波とγ波の複合リズムで大脳皮質を刺激すると右手が素早く動き、その効果が1時間以上も持続するそうです。
刺激直後だけ反応し、その効果は後に残らないと考えられるものですがθ波とγ波が刺激に含まれると効果が1時間以上も長続きするというのですからおもしろいですよね。
θ波とγ波が生まれると私たち人間の能力や生活に大きな影響があるはずです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
★中井塾・第17期“体験セミナー&説明会”
受付開始しました!
http://shop.magiclamp.co.jp/
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
寝る前の5分で次の日の仕事の効率が上がる
中井 隆栄
-
『幸せな成功者』を目指す自己暗示
中井 隆栄
-
受験に強い学習法(記憶編)
中井 隆栄
-
ムダな情報を捨てると脳の効率は上がる?
中井 隆栄
-
物忘れが激しくなった?その本当の理由は・・・
中井 隆栄
- PREV
- 「ヒット企画連発会議法」とは?
- NEXT
- 習慣は成功の重要な要因である