「締め切り」があると仕事が片付く?!
今日の何時までに仕事を終わらせるとか何日までに原稿を書き上げる、などの「締め切り」に追われて仕事をすることが苦手という人は結構いると思います。
しかし、その一方で、「締切」がないと仕事をやる気がおこらないというひとも結構いるのでは、ないでしょうか?
私は、前者の締め切りがあると、どうも落ち着かないタイプです。
以前1年間の雑誌連載の仕事依頼があった時には毎月の締め切り日が気が気ではなく1年分の原稿を一気に書き上げ、提出してしまったほどです(笑)。
締め切りがあるから頑張るという人と締め切りが嫌だから頑張るという人と、いろいろいますよね。
両者とも、「締め切り」という言葉によってふつうとは違う精神状態に置かれているのですよね。
「締め切り」があると仕事が片付く?!
この状況を脳科学的に見ると、締め切りが引き起こす精神状態が、脳を活性化し仕事を片付けることに貢献しているというからおもしろいものです。
締め切りと脳の関係を、カンタンにご説明しましょう!
仮に、今日の午前中までに全ての仕事を終わらせると決めたとしましょう。
すると、脳の中では午前中までに仕事を終わらせるための「やる気」の神経伝達物質であるドーパミンを分泌します。
それに加え、、、緊張状態を作るアドレナリンという神経伝達物質も分泌してくるのです。
これらが分泌された結果、脳が活性化され、回転が速くなり午前中に仕事を片付けようという意欲や行動が実際に出てくるのです。
期限を切ることは、ある意味、脳に軽度のストレスを与えることでもあります。
軽いストレスのせいで、夜もオチオチ寝ていられないような精神状態におちいるのは、健康にもあまり良くない気がしますが
軽度のストレスをあえて与えることで、ホルモンの分泌を促し仕事へのやる気や集中力を保つ事ができるとしたら軽いストレスを与えた方がいいですよね。
作家に「良い作品ができたら連絡をください」と言っても永遠に作品が出来上がってこないように人は、期限を切られてはじめてストレスを感じ脳内の分泌物により、努力し課されているものを成し遂げようとするのです。
同じように、私達も、そのうち仕事を片付けよう、では永遠に片付きません。
ストレスは、誰でも避けたいものですがいずれやらなくてはならない仕事なら締め切りという少しのストレスを与えて、さっさと終わらせてしまうのも一つの手かもしれませんよ?!
それでは今日も、充実した1日をお過ごしくださいね。
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