学習することは、今までの自分と違う自分になること
脳内の神経細胞ニューロンを繋ぐシナプス結合が変化することは、全て「学習」にあたります。
一見勉強とは関係がないように思えますが、テレビタレントの仕事も、カメラの前に出るまでに非常に多くの「学習」をしています。
場の空気を読んだり、絶妙のタイミングでコメントを入れたりするのがうまいかどうかも、才能の多寡だけで決まる事ではありません。
「学習」を何度も何度も繰り返した結果として、できるようになる技術です。
学習することは、今までの自分と違う自分になること
いわゆる受験や試験のための勉強ではなく、広い意味での「学習」という視点から考えてみると、「脳のシナプスがつなぎ変わる事=学習」と、「今までとは違う自分になる事」というのはイコールの関係にあります。
自分に負荷をかけて、「これは無理かもしれない・・・。」と思うような難しい課題にチャレンジしてそれが成功した時に脳が喜ぶと、強化学習のメカニズムでシナプス結合が大きく変化します。
つまり、それ以前の自分とは違う自分に、生まれ変わる事ということです。
目の前のものに没入して新たな知識ややり方を発見し、自分のものにしていく。
人の成長は学習を抜きにして考えることはできないのです。
勉強に限らず、仕事を覚えたり、創造性を発揮すること、さらにはアスリートがトレーニングによって上達していくのも、すべて強化学習によるものです。
脳は、負荷をかけて苦しみを与えたあと、それが成功した時に一番喜びを感じるというメカニズムを持っています。「脳を活かす勉強法」の最初の極意は、強化学習という「喜びの回路」を回すことにあります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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