物事を決める時は理性でなく・・・
仕事を進めるうえで、最も難しいのは物事の「判断」です。
営業の判断ひとつで、お客様が離れるかもしれないし、会社の利益に大打撃を与えるかもしれません。
物事を決める時に最も重要なのは、実はその人の「感情」です。理性で判断するのが大事だと考えがちですが、理性だけで出した結論には、人は従わないものなのです。
物事を決める時は理性でなく・・・
たとえば、ここにA案とB案があり、あなたは今、どちらかに決めないといけません。
普通は「メリット・デメリット法」を使って、A案、B案それぞれについてメリットとデメリットを書き出して比較検討をします。
そして、メリットが多くてデメリットが少ないほうを選ぶのです。
この方法は確かに理性的には正しい判断を下せます。
しかし、人間の理性(顕在意識)に聞く方法なので、実際に行動を起こす時に、感情(潜在意識)が拒否することがあります。
人間とは面白いもので、感情が「やろう」と思わないと、どんなに良いこととわかっていても実行できないものなのです。
何かを選択する場合は、理性に聞くよりも必ず感情に聞くべきなのです。
そのために行うのが「仮の意思決定」という方法です。
例えば、仮に「A案に決めた」と仮定して、A案を選択する決断を下します。
「決めた!」と口に出した方がいいかもしれません。
そして、A案を実行した時に起こることや予想されること、検討や準備しておかなければいけないことを思いつくままに紙に書き出します。
A案について書いたら、一旦作業を止めます。
そしてB案について同じように行います。
すると、必ずどちらかの案の方がスラスラと書けることに気づきます。
もうひとつの案は、アイディアに詰まってあまり書けないのです。
なぜなら、あなたは判断する前から、潜在意識の中ではどちらにするのかを決めていたからです潜在意識には迷いはありません。
もし迷いがあるとしたら、それは理性の部分の迷いです。他者的要素が、判断を惑わせているのです。
人間はやりたいことや好きなことがやれれば給料が安くても、それを実現させてくれる会社を選ぶでしょう。
それは感情を優先していることに他ならないのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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