脳は、3週間に3回入ってきた情報は忘れない
人間の長期記憶には
「経験記憶(エピソード記憶)」
自らの経験が絡んだ記憶。大きく感情が動いた経験など生命の維持に関わる危険な出来事や場所、食べ物など生きていくのに必要と判断された記憶は自動的に残ります。
「知識記憶(意味記憶)」
いわゆる一般的な知識や情報に関する記憶生死に関わる情報ではないため、何度か復習をして刷り込みをしないと覚えられません。
「方法記憶(手続き記憶)」
自転車の乗り方やボールの投げ方など。覚えるまでは時間がかかるが、いったん体が覚えてしまえば、なかなか忘れない記憶。
の3つの種類があります。
脳は、3週間に3回入ってきた情報は忘れない
「経験記憶」はすぐに長期記憶化されますが、「知識記憶」と「方法記憶」が長期記憶化されるには海馬の判定が必要となります。
海馬が「必要な記憶」と判定しなければ長期記憶にならないのです。
一日にインプットされた記憶は、眠っている間に海馬が整理します。
その時、海馬の中には、インプットされたままの整理前の記憶のバックアップが3〜4週間残るのです。
その期間にバックアップにあるものと同じ情報が何度か入ってくると、海馬はそれを「必要な記憶」と判定して長期記憶化します。
それが約1〜3週間後です。
例えば、覚えにくい「知識記憶」を残すには、3〜4週間の間に少なくとも3回、同じ情報を「刷り込む」べきなのです。
今日、新しい情報を頭に入れたら、翌日に復習、次に1週間後、さらに3週間後、同じ情報を刷り込みます。
それが、長期記憶に残る最も効率的な方法なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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