顧客の考える手間を省く
シンプルな商品を購入した人は、じっくり考えて決めたと思えた場合は、自分の意思決定に対する満足度が高いが、複雑な商品を購入した人はその逆であることがわかっています。
複雑な商品を購入して高い満足度を得ているのは、意識的な思考をあまりしなかった人たちだったのです。
複雑な意思決定をするとき、深く考えすぎないことが最良の決断に繋がる場合もあるのだとすれば、それはマーケティングにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
顧客の考える手間を省く
車のような複雑な商品を販売しているなら、それを買うべきシンプルな理由を顧客に提示しましょう。
ただし商品の詳細を分析したがるタイプなら商品の仕様や特徴を顧客が入手できるようにしておくべきです。
とはいえ、「新しい特徴を6つも紹介する」「商品を買うべき理由を10個も提示する」などして顧客を導こうとしてはいけません。
「顧客満足度ナンバーワン」「このクラスではどの車にも負けない安全性」といったシンプルなメッセージをもちいれば、直感的決断へ至る道へと顧客をさらに誘導していけるでしょう。
最良の結果を得るには、シンプルな商品はじっくり、複雑な商品は直感で意思決定をするべきであることが実証されています。
だからと言って消費者がその意思決定をするとは限りません。
商品がシンプルであれ複雑であれ、様々なタイプの意思決定者がいる事実を考慮しておく必要があるでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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