ビジネスは様々な視点で見る
レオナルド・ダ・ヴィンチは、対象を深く理解するには、複数の視点を持つこと、少なくとも3つの異なった見方をすることだと考えました。
これは「複数の見方を1つにまとめる」という、ダ・ヴィンチのテクニックの根幹をなすものと言えます。
本物の完全な知識は、それらの視点をまとめて得られるものです。
ビジネスは様々な視点で見る
例えば、彼が最初の自転車を設計した時、彼は、この新しい乗り物を発明者の視点、スポンサーになる投資家の視点、消費者の視点、自転車が使われる町の視点から捉え、それらの見方をまとめました。
両の目を使ってはじめて奥行きが変わるように、複数の視点は理解の奥行きを深めるのです。
教育心理学者は、複数の視点が創造性を切り開くことをいくつもの実験で示しています。
実験では、2つのグループにある文書の一部を与えました。
1つのグループはその文章を複数の視点から(自身の視点、当事者の視点、当時その人たちが何を感じ、考えたかを想像しながら)読むように言われました。
別のグループはただ文章を丸暗記するように言われました。
先と同じように「複数の」視点を使って勉強したグループは「従来の」勉強法に従ったグループよりも、内容をよく覚えていて、それについて書いた作文も優れており、より想像的な解決策を提案したといいます。
もし、今あなたが事業を始めようとしているなら、まず、自分の視点から、次に、将来の顧客、将来の従業員、将来の競合先、そして最後に将来の取引銀行の視点で、その問題を書き出していきます。
そして、さまざまなな見方を1つにまとめて、すべてを含んだ言葉で表現にしてみるといいでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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