瞑想と脳の密接な関係
世界のほんの一地域の習慣に過ぎなかったヨーガが、世界的に流行するようになって、今や常識的な存在となりました。
ヨーガの世界的な人気は、裏を返せば、長い伝統を誇るヨーガ独特の瞑想や呼吸法がそれだけ実質的に効果が高いということなのでしょう。
瞑想と脳の密接な関係
瞑想の達人である仏教の修行僧と私たち一般人では、どう脳の働き方が違うのでしょうか。
瞑想を始めるとすぐに、はっきりとした変化が脳波に現れました。
「ガンマ波」と呼ばれる脳波が記録されたのです。
修行期間の長い高僧ほど強いガンマ波が生じ、素人は瞑想してもガンマ波を出すことはできなかったそうです。
この事実は、修行を積めば自分の意志で脳波を操作できるようになることを意味しています。
これは脳の新しい活用、つまり「可塑性」という観点から、脳科学的にも興味深いものです。
確かに素人よりも修行僧の方が、集中力に必要な脳部位が瞑想によって強く活性化しました。
つまり、若造は集中して瞑想するのですが、高僧は「集中しよう」と強く念じることなく、スムーズに瞑想状態に入ることができるというわけです。
力まずに自分をコントロールする。邪念なく自然体――これが達人の瞑想なのでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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