もしも買わなかったら?と問いかける
忠誠心はビジネスにおいて、なくてはならない必需品といえます。
ビジネスでは忠実なスタッフが求められ、マーケターは忠実な顧客を求めます。
もしも買わなかったら?と問いかける
忠誠心は長い時間をかけて獲得するのが普通ですが、割と簡単な方法で高められることがわかっています。
ノースウエスタン大学とカリフォルニア大学バークレー校の研究者たちにより、ある会社の従業員に創設時の会社が不安定だったことを振り返らせると社員の態度はより前向きになったという研究結果が発表されています。
また、自分が勤める会社ができた頃のことを考えさせるというテストを行ったところ事実に反する状況、会社が作られていなかったら世の中や自分の生活は今とどう違っていたかについて考えた人たちは、会社に対する前向きな気持ちが深まったことがわかったと言います。
もし、会社が生き残っていなかったら・・・
もし、この会社に入っていなかったら・・・
もし顧客が自社商品・サービスを購入しなかったら・・・
もう1つのシナリオをそれとなく持ち出せば、相手を遠ざけることなく、顧客や社員の忠誠心や感情を好ましい形で深める事になるでしょう。
しかし、活用は慎重に行う必要があります。
突然、この会社に雇われていなかったら君の人生はどうなっていたか考えてみなさいと言われても社員からは肯定的な感情は生まれないと思います。
相手が想像しやすいように、前例をあげ、もう1つのシナリオと比較できるような質問を投げかけてあげるとより忠誠心は深まるでしょう。
このテクニックを活用するも、アプローチの仕方がまずかったがために、逆効果となってしまう例はたくさんあるので、慎重に行ってみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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