人材育成の基本は長所にフォーカスすること
「長所伸展法」をご存知ですか?
人材育成をする上で、長所だけにフォーカスし、徹底的に褒めるという方法です。
短所を改善しようとすると大変なエネルギーが必要な上に、時間がかかります。
その点、長所を伸ばすことはすごく簡単です。
短期間で、少ない労力で結果が出ます。
長所を徹底的に認め、評価してあげると、全体のセルフイメージが上がって自信が勝手についてくるのです。
人材育成の基本は長所にフォーカスすること
私は経営コンサルタントの草分けである故・船井幸雄先生に、若い頃可愛がってもらいました。
30代の頃でしたが、あるとき食事会でグループコンサルをしていたときに先生に質問したことがあります。
「先生はいつも手書きの感謝状や挨拶状を書けと勧められていますが、 私はすごく字が下手で、子供の頃からコンプレックスがあります。
中学3年生のときに学校で書いた書道をコンクールに提出した時には、230人の生徒全員が入選して賞状を貰えるはずだったのに、私だけ賞状が来なかったのです。
それくらい下手でトラウマになっているのですが、それでも書いて良いのですか?」と・・
船井先生は「それじゃあ、ちょっと自分の名前書いてみて」と言いました。
そこで私は名前を書きました。
「中井君、これ良いよ。これくらい下手だったら受け取った相手が印象に残って覚えるし、こんな下手な人が筆まめな訳ないじゃないか。
その人がわざわざ書いてくるのはよっぽど感謝しているんだなと思ってもらえる。1回見たらこの下手さを忘れないから、字を習いに行ったりしたら駄目だよ」と言われたのです。
それから一度も習いに行っていないので、いまだに字は下手です(笑)
このように捉え方というのもありますし、良いところをとにかく褒めてあげることでその人は勝手に伸びていくのです。
人材育成には、短所を直そうとするのではなく長所を最大限に伸ばしてあげる方向で、育てていくのが良い方法と言えるでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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