脳が感知する「色」
今日は、少しだけ色と脳の話をしてみたいと思います。
脳が感知する「色」
人間の脳は、知覚する色によって分泌するホルモンが違うことをご存知ですか。
色をもつ物体は、ある波長の電磁波を反射します。
その光が網膜に当たり、電気信号に変換されて脳の視床下部を通過して、視覚野というところに届きます。
人はそこで、色を知覚するのです。
その電気信号が視床下部を通過するとき、認識する色によって、脳は異なるホルモンの分泌を促すのです。
例えば、「赤」の場合はアドレナリンの分泌が促進されます。
その結果、血流が速くなり、一時的に興奮し気分が高揚するというアドレナリン特有の生理反応が生まれるのです「青」を知覚した場合は、脳はセロトニンの分泌を促し興奮状態を沈静化させます。
また、ピンクなどは、女性ホルモンの分泌を促し肌をきれいにしたり、人間を優しくしたりする働きがあります。つまり脳が認識する色によって分泌されるホルモンが異なりその結果、違う生理反応が示されるのです。
広告等はこの様な色に対する人間の反応を考慮して作られています。
仮に、ある広告を見て、馴染みやすい、安心感が得られるといった気持ちになれたらその広告の中には、肌色やグレーが使用されているはずです。
広告に効果を持たせるには使用する色に対して、脳がどのようなホルモンを分泌するかその生理反応が何かを調べるのも一つの方法です。
では今日も、いい1日になりますように!
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