想像の世界で問題を解決する
アインシュタインは可能性を探るために、論理や数学を使うよりも、想像上の比喩的なシナリオを作り、そこから生まれた印象やイメージを
通して根本的で抽象的な原理を探求しました。
彼は数字や事実ではなく、想像上の世界で想像されたものを相手にしたのです。
たとえば、彼は通りをひとり歩き、「恋に落ちる」自分を想像しました。
2週間後、彼は恋に落ちた相手の女性に初めて会うことを想像しました。
それから、現実世界で彼が抱えている問題に当てはまるアイデアを求めて、この話を検証します。
想像の世界で問題を解決する
どうすれば、会う前に誰かに恋をすることができるのだろうか・・・
この想像は、彼が因果関係について考える上でとても役立ちました。
アインシュタインは、こういった想像から特異な法則を思いついたのです。
有名な「相対性理論」を作り出したのは、まさにこのような想像からだったのです。
想像上の比喩的なシナリオを構築し利用するためには、次の5つのステップで行います。
1)目を閉じ、リラックスし、頭の中で自分を思い描く。
2)問題の「本質」を見きわめる。
3)問題を脇において「本質」に集中する。問題の「本質」をとらえた想像上のシナリオを作る。
4)想像上のシナリオの問題を解決する
5)解決策をもともとの問題に当てはめる
普通の思考法では一方向へ焦点を合わせて向かうので、別の取り組みや思考が生まれる余地はありません。
最初の焦点が、創造的思考の妨げになっているのです。
想像上のシナリオを作ることは、課題に対して「焦点をずらす」見方をすることに役立ちます。
このずらした見方が、新しい、意外なアイデアや取り組みを生み出すきっかけになるのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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