潜在意識は否定形が理解できない
人間は五感を通じて全ての情報を潜在意識の中に取り込みますが、潜在意識は善悪、イエス・ノー、本当か嘘かなどの判断をできずに全てを受け入れる特徴があります。
突然ですが「赤いサルを思い浮かべないでください」
今、あなたの心の中に何が思い浮かんでいるでしょうか?
きっと、「赤いサル」ですね!
潜在意識は否定形が理解できない
人間の潜在意識はイメージで活動しているので、「赤いサル」と聞いた瞬間に「赤いサル」を心の中でイメージしてしまいます。
しかも潜在意識は「思い浮かべないで」という否定形が理解できませんから、心の中の「赤いサル」を消すことができません。
「赤いサルを思い浮かべないように・・」「赤いサルを消そう」と思うほど、「赤いサル」のイメージが潜在意識の中に刷り込まれ、「赤いサル」のイメージがどんどん具体化して明確なイメージになっていきます。
ミルトン催眠は、この脳の仕組みを使っているんですね。
また潜在意識は、否定形を理解できませんので、言葉のかけ方一つで、結果が大きく変わってきます。
例えば、「○○してはいけませんよ」「くれぐれも□□だけはするんじゃないよ」というと、「してはいけない」「しちゃいけない」失敗のイメージをして結果失敗します。
ですから「〇〇のようにしてね」「〇〇になったら嬉しいな」など、相手がものごとをうまく運びやすいようにイメージできる言葉を選ぶ癖をつけましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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