マジシャンのスキルを応用する
マーケターにとって、一生懸命注意を払っている観客の目をごまかすマジシャンのテクニックは非常に参考になります。
顧客を騙そうというのではなく、顧客の注意を引き、つなぎ止めておくためにこれらの方法を使うのです。
人は一度に1つのことにしか注目できません。
人間の集中の仕方は、視野狭窄(トンネルビジョン)といって1つの狭い範囲の事柄にしか意識を集中させることができない傾向にあり、マーケターは、ターゲット層の注意を適切な場所に向ける必要があります。
顧客の注意が外にそれたり、さらに悪いパターンとしては、販売スタッフがしている(あるいは広告の)他のことに目がいったりすると、宣伝内容のキーポイントを捉えてもらえなくなるのです。
マジシャンのスキルを応用する
また、人は動くものに気をとられます。マジシャンであれば、白い鳩ですね。
ポケットや帽子から急に鳩が出てきら、動く鳩に釘付けですね。
グループへのプレゼンや対面販売、TVコマーシャルなど、動くものを使って、ここぞという時に見ている人の注意を引きましょう
次に、大きい動きが小さい動きを打ち消します。
マジシャンは、指先の小さな動きをカバーするために、反対の手を大きく大胆に動かし注意を引きます。
見ている人の気がそれたり、集中力が切れているようななら、大きな動きで注意を引き戻しましょう。
さらに、人は目新しいものに引かれます。
意外な動きや、新しい音、今までにない画像などを使い、顧客の注意を引きましょう。
それによって「なんだろう」と見てもらうことができます。
これは、文章にも当てはまります。
「新発売!」というのは広告において最も注意を引く言葉の1つです。
熟達したマジシャンは、顧客の注意を引き止めたり、自在に別のものに向けたりすることに長けています。
彼らはまた、人の気をそらせることの達人でもあり、それを逆手に取ればマーケターがターゲットの気をそらさないコツが学べますね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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