売上が思うように上がらない時の対処法(2)
昨日は、事業リニューアル法の1つ目顧客についてお話しました。
今日は、続きの3つのポイントについてです。
2番目のポイントは「商品」です。
顧客は、理想的な良いお客様が今まで通り来ているとしましょう。
売上が思うように上がらない時の対処法(2)
ところが、なかなか商品を買ってくれないという時に、お客様の志向やトレンドと、商品自体がずれている場合があります。
ここは徹底的にインタビューするしかありません。
私が昔、飲食店をやっていた時にも、顧客戦略を行いました。
最初は、18歳の時に地中海料理のお店を経営していたのですが、近所に大きな百貨店があり、その百貨店の販売の女性がパーフェクトカスタマーでした。
それはなぜかと言うと、頻繁に来てくれて、食べて飲んで、しかも平日、土日問わずずっと来てくれるのです。
この人たちを理想のお客さんにして、この人たちが好むような値段、好むような料理、好むようなボリューム、盛りつけというのを徹底的にやることで、売上をすごい勢いでV字回復させたのです。
逆に言うと、それ以外の人の意見を聞いても駄目なのです。
自分が「このお客さんに来てほしい」という人を決めて、実際にお店に来たら徹底的にヒアリングすることです。
例えば、「ご来店いただいてありがとうございます。ここで必ず頼むメニューは何ですか?」ということを聞きます。
そして3つ目のポイント、販促の方法です。
例えばホームページを作るのか、ブログを書くのか、メルマガを送るのか、クーポン券をお客様に配ってまた来てもらうのか。
もしくは、お客さんを紹介してもらったり、ポイントカードで囲い込んだり、雑誌の広告とタイアップしたりいろんな方法があります。
それは後から検証ができる形で行って下さい。
「どうしてお客さんが増えたのか分からない」ではなくて、
「これだけ予算をかけたら、これだけお客さんが来て、これだけ売上が上がった」ということをきちんと検証して、いろいろ試した中で一番上手くいく方向にお金と労力をかけて、集客をしていくということですね。
まとめると、売上が落ちてきた時に、いろんなことをいっぺんに変えてはいけません。
ポイントは4つ。
顧客戦略、商品戦略、販売促進戦略、販売方法戦略です。
お店を経営されていたら、「今言った4つのポイントの中で、ここが上手くいっていないな」と自分で分かるポイントがあると思います。
一番上手くいっていないところを変えると、早く効果が出ます。
その4つの中で優先順位を決めて変えてみて、結果がもし出なかったら、そこを戻して、2番目のものを変えていきます。
その4段階で行くと良いでしょうか。
事業はずっと順風満帆で行くってことはあり得ないので、ぜひ順番に試してみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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