ラポールは共感システムに働きかける
ラポール=人と人とを結ぶ心の架け橋です。
ラポールというのは、人間関係、とくに初対面の人、また今後、関係を深めていきたい方にとって、非常に有効なテクニックです。
そもそもなぜ、ラポールが有効なのかと言うと、脳の仕組みによるものなのです。
ラポールは共感システムに働きかける
人間の脳というのは、常に3つのシステムが無意識の間に動いています。
●エゴイズム(自我)システム
●モニター(監視)システム
●シンパシー(共感)システムの3つです。
エゴイズムというのは、自我です。
自分と他人を区別しているシステムが無意識の中にあります。
「自分と他人は違うよ」ということを認識するのがエゴイズムというシステムです。
それから、モニターシステムというのは、特に初対面の人に対して、
「その人が自分のことを騙さないだろうかな?」
「危害を加えないだろうか」
「この人はどんな人だろう」ということでモニタリングをしています。
相手を監視して、その人が危害を加えることが無いかということを無意識下でチェックしているのです。
そのモニターシステムが「この人は大丈夫」ということでOKを出すと、このシステムはオフになり、シンパシーシステムに切り替わります。
シンパシーというのは、共感という意味です。
「この人、危険じゃないな」
「この人、大丈夫だ」
と思うと、自動的にシンパシーシステムが働いて、その人との共通点や良いところを探し始めます。
「この人と仲良くなりたい」
「お付き合いしたい」
と思ってもらうためには、シンパシーシステムに働いてもらわなければなりません。
ラポールというのは、まさにこのシンパシーシステムに働きかけているので、自分のイメージで、その人に対して「もっと仲良くなりたい、心を開いて欲しい」ということをイメージして、エネルギーを送ります。
イメージというのは、そもそもエネルギーです。
相手の脳も同じで、エゴイズムと、モニターシステムと、シンパシーシステムが動いているので、こちらが共感を求めるエネルギーを送ると、相手のシンパシーシステムの周波数と同じ周波数で同調し合うのです。
そうすると、すごく共感されて、連帯感や一体感が出てきます。
スピリチュアルやおまじないということではなくて、脳科学的に、ラポールというのは以上のような仕組みの中で成り立つものなのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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