コーヒー豆の香りを嗅ぐとどうなる?
知っていますか?
コーヒー豆の香りを嗅ぐと、なんと、他人に対して親切になるそうです。
多くの買い物客で賑わう大型ショッピングモールで、炒ったコーヒー豆や焼いたパンの香りが漂ってると、見知らぬ人が、落としたペンを拾ってくれたり、両替を快く引き受けてくれたりする確率が高くなることは、以前から漠然と知られていました。
コーヒー豆の香りを嗅ぐとどうなる?
これらの結果を丁寧な実験で検証したレンセラー工科大学のバロン博士は、実験からコーヒー豆のような心地よい香りを嗅ぐと、それだけで相手に対して良い印象を抱くようになるということ、そしてポジティブな感情は、そのまま「相手を手助けしたい」という心理に転じたと言っています。
また、マウスでの実験で、睡眠不足のマウスにコーヒーの香りを嗅がせると、いくつかの遺伝子の発現が減少するという結果が出ています。
つまり、マウスの脳に見られた影響は、コーヒー豆の香りによる精神的なリラックス効果ではなく、薬理的影響である可能性が高いのです。
コーヒーといえば、そこに含まれるカフェインの作用に注目が集まりますが、この実験が示すように、飲まずとも、その芳香にも作用があるという点は見逃せません。
コーヒーはアフリカ原産の植物で、人類との付き合いは1000年以上にわたります。
これほど長きにわたり親しまれてきたということは、昔から人々はコーヒーの芳香の秘密を経験的に知っていたに違いありません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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