ビジネスがうまくいかない人って?(2)
前回は、ビジネスがうまくいかない7つの問題点のうち3つお話ししました。
1.お金の本質を理解していない
2.お金に対してトラウマがある
3.心の財布が小さい。または、セルフイメージが低い
今日は、残りの4つをお話しします。
ビジネスがうまくいかない人って?(2)
4つ目の問題点は、『脳の仕組みを理解していない』です。
私たちを動かしているのは脳です。
この脳の仕組みを理解しないで脳に逆らって努力をしても、成果が出ないのは当たり前です。
多くのビジネス・セミナーは、パソコンでいうところのアプリケーションにあたります。
マーケティング、ビジネスプラン作成、セールスプロモーション、コミュニケーション、会計、組織論など、世の中には数多くのビジネス・セミナーが存在します。
しかし優秀なアプリケーションをいくらパソコンにインストールしても、OSがきちんと動かないとアプリケーションは全く機能しません。
人間の脳のOSにあたる潜在意識は、全自動ではなく半手動なのです。
脳の可塑性と安定化指向、夢、願望実現の4ステップ、成功習慣などのOSを動かすためには正しい方法を正しい順番で継続することが必要です。
5つ目の問題点は、『ビジネスの知識、技術、経験不足』です。
これは、ビジネスを始めたばかりのアーリーステージの方にありがちな問題点です。
誰でも起業してすぐに結果が出るとは限りません、いや、出ない方が普通でしょう。
この問題を抱えておられる方は、ビジネス書を読んで勉強したり、ビジネス・セミナーに参加したり、経営コンサルタントの指導を受けたりする必要があります。
6つ目の問題点は、『ビジネスプランが作れない』です。
自分のビジネスをどのように進めていくのかという計画を立てて、それを精度の高い言語化、数値化ができないという問題です。
この問題を抱えておられる方も、ビジネス書を読んだり、ビジネス・セミナーに参加したり、経営コンサルタントの指導を受ける必要があります。
7つ目の問題点は、『USPが不明確』です。
USPとはマーケティング用語で、Unique Selling Propositionの頭文字をとったものですが、直訳すると「ユニークな売り込み提案」、私はわかりやすく「自分独自のウリ」と意訳しています。
人間の脳は全く初めての情報が耳から入ってきたときに、15秒以内に全体像が分からないと、情報をすべてシャットアウトしてしまいます。
ですから、あなたの会社の商品やサービスなどの「自分独自のウリ」を、その時間内に説明できる必要があるのです。
言葉は神とイコールですから、USPの明確化と言語化は、どんなビジネスにおいても大きな鍵になります。
ぜひあなたも素晴らしいUSPを作ってください。
私のところへ相談に来られる経営者の多くは、次の7つの問題点のうち、平均的に2つから3つの問題を抱えておられます。
しかし、不思議なことに多くの方は「自分の抱えている問題はたった1つで、それさえ解決すればすべてうまくいく」という幻想を抱えているのです。
現状把握ができないと、業績の改善はできません。
まずは、ご自身の問題点をしっかりと把握するところから始めていきましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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