飲食店でメニューを変えるときには・・
80対20の法則を知っていますか。
レストランや飲食店でメニューを変えようと思った時、全体の20%以上が変わると、ほとんどの人が「すごく変わった」と感じます。
飲食店でメニューを変えるときには・・
例えば、メニュー50品の20%は10品ですが、それでも「まあまあ変わったな」という印象を受けます。
さらに30%だと15品です。
そうするともう、「相当変わった」という印象になってしまうのです。
すると何が起こるかというと、「何かこのお店変わった、私の大好きな店じゃなくなった」と感じるのです。
つまり結論から言うと、メニューはあまり変えないほうが良いということです。
そしてリニューアルの時に気をつけておいたほうが良いポイントがあります。
1つは、いきなりガラッと変えずに、変える前に「今週のおすすめ」のような形でテストマーケティングしてみることです。
実際にお客様がお金を支払って食べて、「美味しい」と言ってくれるかどうかは、試してみないと分かりません。
テストマーケティングをしたときには、必ずお客様に、新しい商品についてインタビューして下さい。
ちょっと深堀りして聞くのがポイントです。
例えば「量に対して値段はどうですか?」や、2人で来られる方が多いのでしたら、「2人で頼んで、全体の量はどうでしたか?」「味付けはどうでしたか?」と聞いてみてください。
あとは、グランドメニューとの組み合わせはどうかということもです。
もしくは、常連さんであれば、何かを新しく頼んだことによって、以前頼んでいたメニューを何か1つ外しているはずなのです。
「何を外しましたか?」と聞いてみてください。
味の感想も、「このソースはどうですか?」「風味はどうですか?」など、たくさんの声を拾いながら、実際に販売して何品売れるのかというテストマーケティングをします。
最終的には全体の品数が上がるか、全体の単価が上がらないと、ただ苦労して変えただけで、利益に繋がらないということになります。
その辺のところも考えながらメニューを変えることを考えていかなければなりません。
戦略的に考えるには、テストマーケティングは必須なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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